放課後、宿題を持って行く。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

トトちゃんは毎日、夕方宿題を学校へ持って行っています。職員室の前の廊下を通りがかる先生に○○先生いますか?と聞き、先生が職員室にいないときは教室に電話をかけてもらい、担任の先生は三階の教室から降りてきてくれます。廊下で連絡帳を書き、担任の先生が宿題の丸付けをしてくれます。そしてその後、先生と一緒にトマトの水やりに行きます。トマトの水やりは担任の先生が提案してくれました。私は職員室の前の玄関で待ち、トマトの水やりにはついて行きません。先生と二人の時間がトトちゃんと先生との距離を少しずつ縮めてくれているのです。

 

少し前に担任の先生から、放課後の誰もいない教室に入ってみない?と提案がありました。トトちゃんは首を横に振りました。それからもいつものように宿題を持って、水やりをする毎日。私は考えていました。放課後教室に行けたら、、、頑張って教室に行ってみる?と言っても行かないと言うだろうなぁ。悩んだ末、言い方を替えてトトちゃんにこんな風に言ってみたのです。

「いつも先生三階から降りてきてくれるね~。今度はトトちゃんが先生の所まで行ってあげる?」

「そうだね、いーよー」

拍子抜けくらいすんなりオッケーの返事が返ってきて、教室に入ることが出来たのです。今回は成功したパターンですが、うまくいかないことのほうが多いです。うまくいったと思えば、次の日に拒否されることもあります。うまくいけばラッキーくらいがちょうどいいのです。そして成功して調子に乗ってしまった私は、図工の授業行ってみる?と聞いてあっさり却下されたのでした。

 

今週末は体育参観日。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

すっかり暑くなってきました。庭には野菜の苗が着々と増えています。トトちゃんの「僕のトマト」も成長しています。

 

最近は、体育参観日の練習を見に行くのも日課になってきました。少々まじめなトトちゃんは、家でダンスの練習をしっかりとやり、完璧です。あとはみんなの中に入れたら、参加することが出来るのにと思っていました。そんなある日、今日も見るだけにする~と言ったトトちゃんに私はカツを入れました。

「今日参加しないと、出来ないよ!!今日そんな気分じゃないトトちゃんが当日みんなの中に入る気分にはなれない!!」

下を向いて黙ったまま靴で砂をズリズリさせながら、考えているように見えたのでそのまま無言の二人。

「じゃあ、行くわぁぁ、、、、」

渋々ながらも担任の先生が声をかけてくれたタイミングで、みんなが並んでいる中に入ることが出来ました。最初は渋々、、、でもダンスは完璧なトトちゃん。踊っているうちに楽しさも感じているように見えました。

そして次の日。リレーの練習です。トトちゃんは年長のときのリレーでアンカーを走った経験をしています。走るのは得意なんだと自信があります。なので、リレーは出たいんだろうなと思っていました。前日ダンスの練習に参加出来たこともあって、リレーの練習にはスーッと入ることが出来ました。

今は、体育参観日の練習に参加をして夕方宿題を持って行く毎日を送っています。

今週末、参加出来たらいいな。

目の前のことに目を向けて。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

トトちゃんは学校に行くのをやめています。夕方、学校へ行って担任の先生に宿題を渡し、連絡帳を書いて、先生とトマトの水やりする。それが毎日の流れです。なので、朝泣くこともほとんどありません。怒ることもありません。心は落ち着いています。今の毎日は落ち着いていますが、このままって訳にもいかないよなぁ~と私は内心思っています。このままどうするのか、どうなるのか、全く分かりません。

 

今はもうすぐ体育参観日(運動会)なので、参加するか、しないかで悩んでします。トトちゃんの様子を見ていると、家でダンスの練習をしたり、参加したいようにも見えますが、体育の時間だけ見学に行くとみんなが踊っている中には入って行こうとはしません。「入ってみる?」と声をかけても「今日はやらない」と言って砂いじりに夢中だったりします。これからのことを考えると分からなくて不安でいっぱいだけど、今は体育参観日(運動会)のことに向けて参加出来ても出来なくても、体育の時間に見学に行こう!その後はその後、また続いていく中で次の何かがあるかもしれない。そう思って今の私は過ごしています。

 

 

おはぎ、ちょうだい。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

今日はトトちゃんのお兄ちゃんとの出来事を書こうと思います。

先日お兄ちゃんとこんな会話をしました。

 

兄 「反抗期になると、お母さんに椅子とか投げるらしいよ」

母 「えっっ。お母さん、その時は容赦なく警察呼ぶ!」

兄 「でも反抗期だから仕方ないんよ。警察は呼ばんで~。じゃあさ、もし俺が反抗

   期になってると気付いたら、お母さん何か合図出してくれん?そしたら、椅子投 

   んように気を付けるわ!」

母 「じゃあ合い言葉決めとこうか。合い言葉と言えば??」

兄 「おはぎ、ちょうだい」

そう言って二人で大笑いしました。

少し前に図書館で借りた「富士ファミリー」というドラマの中でこの合い言葉が出てくるのです。私も子供も好きな片桐はいりさんの台詞で、そのドラマを見てからは我が家の合い言葉は全部「おはぎ、ちょうだい」なのです。

 

布団の中でそんな会話をしている隣で、トトちゃんはぐっすり眠っていました。

先日の担当者会議。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

先日、学校で担当者会議がありました。会議のメンバーは、トトちゃん、私、放課後デイサービスの先生、児童相談員さん、学校の先生3名。児童相談員さんが司会で話し合いは進められました。この会議は、このメンバーで「チームトトちゃん」となり、協力してトトちゃんの発達をより良い方向へ導いて行きましょうという目的で開かれています。

 

まずは自己紹介。トトちゃんの順番が来たときに、放課後デイサービスの先生がそっとトトちゃんに紙を渡してくれました。その紙には「○年○組○○○○です。」と書かれたありました。さすが!さりげなく自然な優しさ。トトちゃんの自己紹介が終わると、放課後デイサービスの先生や児童相談員さんが「大きい声で言えたね」「しっかり最後まで言えてすごいよ」など褒めてくれました。「家ではどんなテレビを見てる?」など質問もしてくれました。そんな中、学校の先生はノーリアクション。会議の内容よりも、学校の先生の表情の無さに驚いて、おぉ、、、私は表情豊かな放課後デイサービスの先生のようになりたい。ノーリアクションからはさりげない優しさはきっと出てこない。表情って大事だなと実感した時間でした。

 

 

 

優しさは、正しさに勝る。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

トトちゃんは毎日学校へ行くのをやめました。夕方、宿題を持って学校へ行っています。日中は勉強をしたり、庭で土いじりをしたり、図書館に行ったりしています。

私も図書館が好きなので、親子で山のように本を返し、また山のように借りて帰っています。トトちゃんはちびまる子ちゃんのDVDを借りるのが楽しみのようです。私は最近「日常は5ミリずつの成長でできている」という本を読みました。

この本にこんな言葉がありました。

「優しさは正しさに勝るということ。いつも正しいことをするのがエライわけじゃない。時には間違えていても、あえてそちらを選ぶ。そんな優しさもあるなあと思います。そして、正しさよりも優しさを選ぶことは、強くなくちゃできない。

優しいは強いこと。」

 

学校は、行くことが正しいこと。だとすると、行かないという選択は今は優しさじゃないかと思うのです。そうだ、私は優しい選択をしたんじゃない?この選択が正解なのか分からず本当のところは不安で、だけどこの本に少し勇気をもらいました。

 

そしてトトちゃんが借りているちびまる子ちゃんのDVDにもまた、癒やされ、笑顔にしてもらっています。

GWの最終日に思うこと。

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

ゴールデンウィークも今日が最終日。我が家は金銭的にも厳しい状況なので、遠出はしませんでした。県内の科学館に行ったり、実家(県内)に行ったり、Pokemon GOをしたり。少し心の中で「ごめんよ」という気持ちになりながら、お金をかけず子供たちが楽しめるように考えた連休でした。今日は児童館に行く予定です。

 

実家に行った日のこと、近くに大きな公園があるのでそこで子供たちはポケモンごっこをして走り回っていました。公園には沢山の家族がいて、サッカーをしている親子や、自転車の練習をしている子、よちよち歩きの可愛らしい子も。和やかな風景に癒やされていると、自分の中に「あぁ、今の私の視野はだいぶ狭くなってるな」という感情が流れ込んできました。ちょっと前の自分ならそんな自分を、駄目な私と落ち込んでいたと思います。でも、もう私も40代!「そりゃ視野も狭くなるよな」と。それでも、今の自分が置かれた場所で広げる努力、広げるためにアンテナはちゃんと立てておこう!!と思ったのです。

 

読んだことはないのですが、「置かれた場所で咲きなさい」という本が、今一番読んでみたい本です。お金がなくても、子供が不登校でも、私は私が置かれた場所で咲きたいな。