新学期

こんにちは。

トトちゃんのお母さんです。

 

新学期、始まりましたね。

クラスのお友達も担任の先生も変わる日。さぁ、、どうなるか。私は心の中で奇跡を願っておりました。今までのことがなかったかのように、スーッと学校へ行ってくれたらいいのにな。

 

しかし、起きません。そんな奇跡は。なかなか起きないから奇跡なんだな。

それでも始業式の日は、クラスも教室も先生も分からなくなったら凄く困るよ!と大げさな母の言葉をそのまま受け止めて、何とか遅刻せずに行けました。そして二日目。いつもより早く起きて制服に着替えて、そこまでは私もほんとに奇跡起きるんじゃない?!と思うくらい順調でした。少し遅れて私と歩いて行っている途中、学校がチラッと見えた瞬間トトちゃんの足はピタッと止まりました。

 

行きたくない。

 

あぁ~そうかぁ、、、、、、。それでもなんとか教室の前まで行き、この前まではどの先生も挨拶オンリーで通り過ぎていたのに、気付けば先生が二人もトトちゃんの隣で説得してくれていました。そこに担任の先生も加わり、トトちゃんの手を引いてくれたので、私はさっとその場から立ち去ったのですが、トトちゃんの物凄く大きな声が聞こえてきて、トトちゃんは三人の先生を振り払って逃げてきてしまいました。

大興奮のトトちゃんを落ち着かせて、説得するも撃沈。

 

そんなこんなで、二日目は教室に入ることも出来ずに退散。

 

その日の夕方、担任の先生から電話がありました。トトちゃんにかわって欲しいと言われたので携帯をスピーカーにして、私も一緒に聞きました。先生は「今日は手を引っ張ってごめんね。」と謝ってくれたのです。その言葉のぬくもりをトトちゃんが少しでも感じてくれていたらいいなと思います。